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人工芝のメリット・デメリットとは?長持ちのポイントも紹介

人工芝のメリット・デメリットとは?長持ちのポイントも紹介

「人工芝をお庭に敷きたい」と考えている方もいるのではないでしょうか?人工芝は天然芝とは異なり、1年中緑でメンテナンスも少ない点が魅力のひとつです。

一方で、「人工芝って本当にいいの?」と人工芝のデメリットも気になる人もいるでしょう。そこで今回は、人工芝のメリット・デメリット、さらに選ぶポイントを紹介します。

人工芝について詳しく知った上で、自宅に取り入れたい方は、ぜひ参考にご覧ください。

人工芝とは

人工芝とは

「そもそも人工芝ってどんな特徴があるの?」と疑問に思われる方はいないでしょうか?人工芝は、合成樹脂で作られています。その中でも「ナイロン」「ポリエチレン」などの素材が使われています。一般的には、屋外で使用される人工芝は、ポリエチレン素材が多いでしょう。

また、芝に似せた部分はパイルと呼ばれ、種類によって長さが異なります。

人工芝のメリット

人工芝は、天然芝にはないメリットがあります。まず、人工芝のメリットをご紹介します。

場所を選ばない

屋外で使用されるイメージのある人工芝ですが、屋内でも利用できます。好きな形状にカットできる人工芝は、子供部屋に敷くこともでき活用の幅が広がります。

さらに、屋外では、日当たりや土の有無などの条件にも左右されません。天然芝は、日当たりによってはうまく育たないこともあるでしょう。しかし、人工芝は日当たりを気にせず好きな場所に敷くことができます。

メンテナンスが少ない

メンテナンス頻度が少ないことも、人工芝のメリットです。美しい天然芝の景観を保つためには、適切なメンテナンスが必要です。たとえば、日々の水やりや除草、刈り込みや芝生の凸凹を修正する土目入れなどがあります。

一方、人工芝はほぼメンテナンスの必要がありません。ほうきや總持寺でゴミを取り除く程度で簡単にメンテナンスができます。毎日の水やりや定期的な除草や刈り込みをする時間がないという方は、人工芝がおすすめでしょう。

雑草が生えにくい

天然芝では、除草の必要があります。しかし、人工芝は雑草が生えにくいため、除草の頻度も少なくなります。一般的に、人工芝を敷く前に、除草シートを敷くため雑草が生えるのを防ぐ効果が期待できます。

1年中グリーンの景観

人工芝は、1年中グリーンを楽しめる点も大きなメリットです。もちろん、天然芝は、四季や状態によっては枯れてしまうことがあります。そのため部分的に茶色の部分ができてしまうことも考えられるでしょう。

先述したように、雑草が生えにくいため、より美しい景観を保てます。

人工芝のデメリット

人工芝のデメリット

たくさんのメリットがある人工芝ですが、デメリットもあります。

季節感がない

1年中グリーンを楽しめる人工芝ですが、季節感がないことはデメリットの一つでしょう。冬でも青々とした人工芝をみて、違和感を感じることもあるかもしれません。季節にあった変化を楽しみたい方や人工的な色味に違和感を感じる方には、デメリットに感じる部分でしょう。

コストがかかる

人工芝は、初期費用がかかります。天然芝と比較しても、人工芝は価格が高い傾向にあります。また、施工時には防草シートを敷くなどの施工費用も必要です。

夏場は高温になる

夏場の人工芝は、太陽光や気温により高温になることがあります。人工芝に使用されている合成樹脂は、天然芝と違い水分を蒸発することがないため、熱を保持し高温になってしまいます。夏場は、裸足で歩けないほど暑くなることもあるので注意が必要です。

対策としては、夏場は人工芝に水をまき表面温度を下げることがおすすめです。また、表面が暑くなりにくい種類の人工芝を検討してみることも、対策のひとつでしょう。

火気厳禁

人工芝は、熱に強い素材ではありません。そのため、お庭に人工芝を引いてBBQを楽しみたいと思っている場合は、注意しましょう。直接人工芝の上でBBQをした場合、熱で人工芝が溶けてしまうリスクが考えられます。

人工芝の上ではBBQをしないことがおすすめですが、もしBBQをしたい場合は、防火シートを引くことで、炭がおちて人工芝が溶けてしまうことを防げるでしょう。

人工芝の選び方

人工芝の選び方

次に人工芝の選び方を紹介します。
人工芝といっても、様々な種類があります。自宅にあった人工芝を選ぶ際は以下の3つのポイントを参考にしてみてください。

用途で選ぶ

使用する用途で選びましょう。
例えば、人工芝をお庭に敷く場合です。ペットを飼っているお家では、お庭でペットを走らせたいと考えることもあるのではないでしょうか?
その際は、ペットの足に優しいクッション性があるタイプの人工芝や消臭機能のあるタイプなどがおすすめです。

また、人工芝を敷く広さによって、ジョイントタイプまたはロールタイプどちらにするか決めることもポイントです。一般的に、ジョイントタイプはベランダなどの狭い場所・ロールタイプはお庭などの面積が広い場所で使用されます。

芝の長さで選ぶ

人工芝は、種類によって芝部分の長さが異なります。また使用目的によって、芝の長さを検討することでより使用しやすさがアップするでしょう。

芝の長さが、10〜20mmをショートパイル、30〜40mmをロングパイルと呼ばれます。ショートパイルは、軽量で使いやすいことが特徴です。スポーツシーンでよく利用されています。また掃除もしやすい点がメリットでしょう。一方、ロングパイルは、クッション性があり子供やペットを遊ばせたいご家庭にもおすすめの長さです。

機能で選ぶ

人工芝には、様々な機能がプラスされているタイプもあります。例えば、UV加工や抗菌です。さらに、マンションのベランダには防炎機能もおすすめです。人工芝を使用する場所や用途など、目的に合わせて、人工芝の機能もぜひチェックしてみてください。

人工芝を長持ちさせるポイント

人工芝を長持ちさせるポイント

最後に、人工芝を長持ちさせるポイントを3つ紹介します。

掃除をする

メンテナンスがほぼ必要のない人工芝ですが、掃除をこまめにすることは、長持ちのポイントです。

メンテナンス方法は、掃除機や箒を使って、ほこりを取り除きます。この時、掃除機を芝生に強く当ててしまうと、芝の部分が倒れてしまう原因になるため、掃除機を浮かせた状態で使うことがポイントです。メンテナンスの頻度は、週1〜2回を目安に掃除をしましょう。

また、ジュースや水などをこぼした場合も、そのままにせず水拭きをすることがおすすめです。家の中でも、ジュースをこぼした箇所は、しっかりと拭かない場合、ベタベタと不快感が残ることがありますよね?人工芝もしっかりと拭き取らなかった場合、ベタベタ感が残ってしまいます。

さらに屋外で使用している場合は、虫が寄り付く原因にもなるため、しっかりと水拭きや水で洗い流すことがおすすめです。

重いものをおかない

人工芝の1箇所に長期的に重たいものを置いてしまうと、人工芝が劣化してしまいます。芝部分が倒れてしまい、傷む原因にもなるため、長期間同じ場所に重い家具やプランターをおくことは避けましょう。

お庭で楽しく過ごすために、設置したテーブルやチェアーなどは、定期的に場所を変えるなど劣化を防ぐ工夫がおすすめです。
もし、芝の部分が寝てしまった際は、デッキブラシを使ってブラッシングをすることで、芝が立ち上がることがあります。

業者に依頼する

人工芝を綺麗に長持ちさせるためには、最初の段階が大切です。
お庭に人工芝を敷く場合、DIYでも可能です。人工芝は、敷く前の準備段階があります。雑草や石を取り除き、地盤を整える作業です。

この下地をしっかり作ることで、人工芝の凸凹を防ぎ長持ちすることにつながります。業者に下地作りから依頼するため、費用はかかりますが長期的な目線で考えると、人工芝が長持ちすることにつながるメリットがあります。

まとめ

人工芝は、合成樹脂で作られています。1年中グリーンの景観を楽しめる一方で、四季の移り変わりがなく違和感を感じる人もいるでしょう。また、人工芝の上でのBBQはお勧めできません。夏場は人工芝が暑くなり、子供たちやペットが遊びにくいことも考えられます。

しかし、人工芝は天然芝と違い、場所を選ばず使用できます。日陰や屋内でも使用でき、クッション性があるため、活用の幅は広いでしょう。

さらに、メンテナンス頻度は天然芝と比べてとても少ない点が大きなメリットです。長持ちさせるために掃除などは必要ですが、こまめなメンテナンスは不要なため、時間があまり取れない家庭には向いていると言えます。

コストは天然芝に比べると、人工芝が高くなりますが、メンテナンスの頻度を考えると、人工芝を選ぶ人も多いでしょう。
メリット・デメリットをよく考慮して、ライフスタイルにあう人工芝を選んでくださいね。

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